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プロはここが違う!執筆のコツとは?
「上手な文章を書くコツは何ですか?」ライター初心者の方から、よくこの質問をされます。まぁ、初心者からしてみれば、手っ取り早くコツを聞いて、技を習得してしまいたいですよね。
「ライティングは、そんなに簡単じゃないよ!」と一蹴したいところですが、実はそう難しいことでもありません。これだけ押さえておけばOK!という、究極のコツがあります。
この記事を読んだ方だけに、文章を書く際に気をつけるべき7つのルールを教えます。たった5分で読めるので、コーヒー片手に読み流してくださいね!
プロの文章が書ける!7大原則を学ぼう
「プロライターとして、これだけは押さえておくべき!」というルールが、7つだけあります。今回は、その7つを公開しちゃいます。
- 結論を後回しにしない
- 一文を長く書きすぎない
- 主語と述語を明確にする
- 主語と述語を近づける
- 一文に修飾語を盛り込まない
- 必要以上に接続語を用いない
- ひらがな:漢字:カタカナは6:3:1
1.結論を後回しにしない
論旨を明確に、かつ後回しにしないことが鉄則です。長い記事であればあるほど、結論は先延ばしにしないようにしましょう。
小学校の作文の授業では、起承転結を用いた書き方を教わったかもしれません。しかし、Web記事においてはPREP法の構成が適切です。
Point 結論
↓
Reason 理由
↓
Example 具体例
↓
Point 結論
この順番で内容を展開していく癖付けをしましょう。読者の目線に立ち、読者にとって理解しやすい構成作りを心がけてくださいね。
Check!関連記事⇛ 長文ライティングの構成を学ぼう!
2.一文を長く書きすぎない
文と文を読点「、」でつなぐ、長い文章を書いてしまうことがありませんか?一文が長くなればなるほど、読者は書き手の意図を理解しづらくなってしまいます。
ある程度まとまった段落を書いたあとに読み返してみましょう。「この文、ちょっと長いかも?!」と感じたら、句点「。」で文を区切ってみてください。
3.主語と述語を明確にする
主語と述語は、2つで1対です。Web記事においては、主語がない文章が数多く見受けられます。主語がないと、読者にとって理解しにくくなってしまいます。
一文のなかで、主語が何であるのかを読者が把握できるようにしましょう。また、その主語に対応する述語がきちんとあるか確認してください。校正時に確認する癖をつけるといいですよ!
・主語がない文章
・主語が変わる文章
・主語と述語がねじれている文章
これらの現象を生まないよう、意識して書いていきたいですね。主語と述語に関するNG例は、以下の記事で詳しく書いています。お時間がある方は、是非こちらも読んでください。
Check!関連記事⇛ 主語と述語の迷子現象に注意!
4.主語と述語を近づける
主語と述語は、なるべく近づけましょう。そのほうが、読者が一読した際にスッと頭に入ってきやすいです。つまり、主語と述語が近いほうが読者に対して親切なのです。
NG例:私は家族は助け合って生きていくべきだと思う。
OK例:家族は助け合って生きていくべきだ、と私は思う。
「私は」という主語に対する、「思う」という述語。この2つを近づけたことにより、文章がよりスマートになりました。このように、主語と述語が近くなるよう意識してみてください。
5.一文に修飾語を盛り込まない
NG例:2019年のタピオカ流行の次に私が最近ハマっている2020年イチオシの若者に人気の飲み物といえば、チーズティーです。
OK例:2019年は、タピオカが若者の間で流行した年でした。その次を行く2020年の飲み物といえば、チーズティーです。このチーズティーに、最近は私もハマっています。
NG例では、修飾語が多すぎて何が何やら状態ですね。修飾語を盛り込みすぎると、幼稚な文章になってしまいます。OK例のように、必要に応じて句読点で文を区切ってみると良いでしょう。
Check!関連記事⇛ 修飾語の凡ミスを実例から学ぼう!
6.必要以上に接続語を用いない
NG例:文章を書くのは、とても難しい。しかし、コツを押さえれば誰でもプロっぽい記事を書くことは可能のようだ。というのも、文章を書くうえで必要なルールは少なく、かつ覚えやすいものばかりだとか。とはいえ、そのルール自体が曖昧で、教示してくれる人がいないのも問題である。はたして、どうすればよいものか…。
いかがでしょう?かなり接続語が多いと思いませんか。このように接続語を多用しすぎると、文章がくどい印象になってしまいます。
接続語を抜いても大丈夫そうな箇所は、思い切って削除しましょう。必要以上に接続語を用いずとも、文章の意図が読者に伝わるようであればOKです。
Check!関連記事⇛ 接続語の間違った使い方とは?
7.ひらがな:漢字:カタカナは6:3:1
プロの文章=読みやすい文章
読者が「読みやすい」と感じる文章を書くことは、基本中の基本です。読みやすさを重視するのであれば、文中におけるひらがな、漢字、カタカナの比率も意識していきましょう。
私がおすすめする「ひらがな:漢字:カタカナ」の比率は「6:3:1」です。漢字が多すぎる文章は、内容に関係なく「理解しにくい」と読者に感じさせてしまいます。
また、文中にあえてカタカナを挿入することで、意図を強調することも可能です。カタカナも効果的に用いていきたいところですね。
NG例:文章執筆の基本は、読者に理解し易い構造を取り入れることです。効果的な手法の1つとして、漢字以外の表記を文中に用いることが挙げられます。
比率を意識して、この文章を書き換えてみましょう。
OK例:文章を書くうえでポイントとなるのは、「読者にとって理解しやすいか」という点です。効果的な手法の1つとして、漢字以外の表記を用いることが挙げられます。ひらがなやカタカナを盛り込み、文中に漢字以外の表記を取り入れていきましょう。
ちょっとした意識の違いで、文章がぐんとプロっぽくなります。ぜひ、次回の執筆から活かしてくださいね!
プロの文章を書くための“7大原則”を忘れずに!
今回は、プロの文章を書くための“7大原則”を紹介しました。文章を書くにあたって様々なルールが存在しますが、とりあえずは7つの原則を押さえておけばOKです。
今日この瞬間から意識するだけで、格段にプロっぽい文章が書けるようになります。せっかくなので、意識的に継続してみてくださいね!
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