今、取材ライターが熱い!「調べる技術・書く技術」で取材ライターを目指そう

今、取材ライターが熱い!「調べる技術・書く技術」で取材ライターを目指そう

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人の心に残る記事を書きたい

ライターの皆様は、ライティングの仕事を受けた後で、「自分が書きたかったことはこんなものじゃないのに」と感じた経験はないでしょうか?

ライターにとって最もつらいこと、それは書きたいと思えない記事を、無理やりテンションを上げて書かなければいけないことだと私は考えています。

私自身、「ああ、受けるんじゃなかった」と後悔しながら何とか1記事だけ書き上げて、継続を辞退したことが何度もあります。1記事も書かずに辞退したこともあります。(納期より前に誠意を持って対応すれば、よほどのことが無い限り、低評価を付けるクライアント様はいないと信じています)

私が引き受けて後悔した記事は、例えば「この記事を読んでも、誰の役にも立たないだろうな」と思える記事です。
皆さんも、ライターになるからには「読んだ人の心に残る記事を書きたい」と考えているのではないでしょうか?

良い案件をもらうには文章力を上げるしかない

そのような仕事を受けられるようになるには、やはり文章力を上げるしかありません。
チャンスのボールが返ってくるまで、ひたすら壁打ちし続けること。せっかくチャンスボールが来ても、文章力がなければ、他の誰かが拾ってしまいます。

文章力を上げるには、良い指南書を読み、書き続けること。
その指南書として私が選んだのが、ノンフィクションライターの野村進さんが書かれた「調べる技術・書く技術」です。私が尊敬しているライターの方がどこかでおすすめしているのを見て、すぐにAmazonで購入しました。

いやいや、別にノンフィクションライターにまでなるつもりはないから……と思われた方もいるかもしれません。

この本は、次の章で構成されています。
・テーマを決める
・資料を集める
・人に会う
・話を聞く
・原稿を書く
・人物を書く
・事件を書く
・体験を書く

特におすすめしたいのが「人に会う」の章で、取材の心得について主に紹介されています。

取材ライターが熱い3つの理由

オンライン取材のメリットを3つ挙げます。
地方のライターにもチャンスがたくさんある

取材ライティングは、1文字2円以上と一般的なライティングよりも、ずっと単価が高いです。しかし、現地まで行けないという課題があります。
私も、これまで「面白そうだけど、さすがに東京まで行けないからな」と諦めた案件がたくさんありました。
それが、オンライン取材が広まったおかげで、全国各地の案件を受注できるようになったのです。

クライアントに同席してもらいやすい

また、オンライン取材のメリットは、「クライアントに同席してもらいやすい」というのもあります。
対面取材の案件は、交通費が発生することもあり「ライター1人で行ってきてください」というものも多く、初心者にはハードルが高いものでした。
しかし、オンライン取材は交通費がかからないため、クライアントも当日一緒にいてくれることも多いです。これは特に初心者の方にとって、かなり心強いのではないでしょうか?

動画で保存できるので書きやすい

ほとんどのオンライン会議ツールには、動画保存機能が標準でついています。
※事前にクライアント様を通じて、取材先に保存の了承を得ていただくのがマナーです。

音声でも、声色でなんとなく当時の雰囲気は再現できますが、動画であれば、表情なども残ります。ですから「ああ、このときすごく楽しそうに話しているな」とか「この話はあまり書いてもらいたくなさそうだな」というのがわかりやすいのです。

対面取材で「動画を撮らせてください」というのはなかなか勇気がいりますよね。
三脚などの準備も必要になります。オンライン取材なら、先方にカメラ付きのパソコンさえあれば動画が撮影できて、後の執筆作業がぐんと楽になります。

ぜひこの機会に、取材ライターを目指してほしい、そのための足がかりになるのが、「調べる技術・書く技術」なのです。

永久保存版!取材ライティングのノウハウがぎっしりの一冊

「人に会う」の章では、依頼状の作法やサンプル文、断られた場合の対処など、かゆいところに手が届く情報が満載です。

質問項目も、さまざまなケースに応じて、50項目以上用意されています。
永久保存版です。

更に、実際のインタビューの流れや気をつけるべきことも、惜しみなく紹介されています。
こちらを頭に入れておけば、少なくとも取材相手を不快にさせることはないはずです。

取材ライティングの醍醐味は、何と言っても「生の一次情報を手に入れられること」にあります。
1文字1円以下のライティング案件でよくある「キーワードをもとに、ネットで調べてまとめてください」というのは、二次情報、三次情報にあたります。
それを作成することで、「便利だな」と感じる人はいるかもしれません。それはそれで、意義のあることです。
ただ「良い記事だったな」と思ってくれる人は、少ないかもしれません。

取材で得た情報は、まだ世に出ていない可能性の高い、一次情報です。
その情報を潜在的に求めていた読者に「こんなの知らなかった! 読んでよかった!」と思ってもらえる可能性が高い情報なのです。

せっかくライティングを仕事にするなら、「読んでよかった!」と思える記事を書きたいですよね。

ぜひこの本を手にとって、取材ライティングの世界に一歩踏み出してみてくださいね。

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