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はじめに
はじめまして、たんたかたんです。
Webライティングには、参考書やハウツー本が多く出回っています。しかし、目の前の業務に追われて、選ぶ暇がない方も多いのではないでしょうか。そこで、独自目線で選んだ、Webライティングのバイブルとも言える本を2冊ご紹介します。
1:Webライティングのバイブル!
『沈黙のWebライティング―Webマーケッター ボーンの激闘―』(発行:エムディエヌコーポレーション・発売:インプレス)は、Webライティングを始めたい方から、すでに安定して受注している方まで幅広く参考にできる本です。
著者の松尾茂起(まつおしげおき)さんは、株式会社ウェブライダーの代表者として活躍しておられます。
この本は、上野高史さんのイラストが漫画のように展開し、それだけでおおよその内容を理解できます。Webライティングに求められる要素がわかりやすく書かれ、今までクライアントさんからのマニュアルだけで作業していたライターさんにとって、目から鱗の連続です。
SEOライティングの基本から具体的な書き方まで、個性豊かなキャラクターたちが教えてくれます。「ライティング教本」と銘打たれていますが、読んでみると「バイブル」のほうが相応しいと実感する内容です。
2:Google、Amazonの真実の姿
『ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる』(ちくま新書)は2006年に発行され、現在は中古か電子書籍で読むことが出来ます。筆者の梅田望夫さんは、はてなブログの創設者として有名です。筆者のシリコンバレーでの体験のリポートを基に、書き下ろした構成です。
目まぐるしく変化するネット社会で、15年以上前の話は古典と思われるかもしれません。しかし、読んでみると創生期のGoogleやAmazonを知ることができ、むしろ新鮮に感じます。巨大IT企業はどのようにして成長したのか、普段のGoogle社員は何をしているのか、どうしてMicrosoftは衰退してしまったのか…。読み始めると、日本のメディアが伝えてこなかった状況がよくわかります。
梅田望夫さんはこの他にも、多くの著書がありますが、どれか1冊と言われれば、この本です。どんなに古くなっても、シリコンバレーの今を知るためには欠かせない情報であり、巨大ITプラットフォーム企業の「戦略」に触れる数少ない歴史書と言えます。
この本では、梅田さんが「はてなブログ」を閉鎖した理由にも触れています。日本のパソコン・ネット黎明期をけん引したASCII、そしてシリコンバレーで実際に活動した梅田さんでなければ「はてなブログ」は立ち上げられないし、夢破れて閉鎖を決断するしかなかった心情を理解できます。
おわりに
Webライティングを始めると、目の前しか見えなくなることが多々あります。1日でも半日でも時間を作って本を読む「充電」が無ければ、アウトプット作業は不可能です。この2冊は有名で、すでにご存じの方も多いと思いますが、ぜひ、時間を作って読んでみてください。
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