ライティングの本質を磨くための詩のアンソロジーをご紹介

ライティングの本質を磨くための詩のアンソロジーをご紹介

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なぜ、詩集を読むの?

皆さんは、詩のアンソロジーと聞いて、近寄りがたいものを感じたのではないかと思います。

しかし、詩は日常に潜んでいるものです。

例えば、鳥の鳴き声や野良猫がうろうろする光景、人々の雑踏、あるいは言葉にできない想いを詩にすることも可能です。

詩集を読むことによって、言葉のリズムや整えられた文章、情景をインプットすることができます。

「ライティングの表面的な部分はきちんと整えられているけれども、中身をもっと鍛えたい」

「ライターとして、さらに向上したい」

このような方に、おすすめです。

ぜひ、次に紹介する詩のアンソロジーを読んでみて、言葉の世界を深く理解する一歩を踏み出してみましょう。

おすすめする詩のアンソロジー『ポケット詩集』

この詩のアンソロジーは、童話屋という会社が出版しています。

詩と絵本を、紹介されているようです。

とてもいい会社だと思います。

『ポケット詩集』以外の本も、あたたかい雰囲気を帯びています。

装丁が美しく、文庫本なので、コンパクトに持ち運びが可能です。

お洒落な本なので、意識が高いフリーランスの方であれば、もしかしたら手に取りやすい1品かもしれません。

名詩が数多く収録されており、谷川俊太郎、茨木のり子、まど・みちお、岸田衿子、高村光太郎など、センスよく詩人が紹介されています。

心が震えたり、生きる力をいただいたり、日常の神秘にふかくうなずいたり、いつまでも大切にしたくなるような瞬間が切り取られています。

編者の田中和雄さんも、その人間性をまえがきに感じ取ることができます。

アンソロジーの目次を読むことで、それぞれの詩人を確認し、それぞれの詩集へとつなげていくことも可能です。

イラストも味わい深く、かわいらしい小品のようです。

田舎の少し大きな地方都市にある本屋で、詩の棚を眺めていると、ふと目を引く本と出会いました。

それが、『ポケット詩集』です。

以後、『ポケット詩集Ⅱ』、『ポケット詩集Ⅲ』と読み進め、今では僕の心の片隅の大切な宝物へと変貌しております。

ライティングスキルを効果的に上げる方法

さて、ライティングスキルを効果的に上げる方法ということで、写経を紹介したいと思います。

ここで言う写経とは、詩を書き写すことです。

写経をすることによって、詩のリズムや整った文章、情景の美しさを、鮮明に感じ取ることが可能です。

普通の文章より、詩を写経することによって、エモーショナルライティングに効果があると思います。

1編1編が短いので、手軽に気分を切り替えながら、写経が可能です。

できれば、デジタルよりも、紙に書いていった方がいいと思います。

しっかり、1文字1文字味わうように、鍛えられた詩のエッセンスを吸収することが可能です。

僕自身、この詩集は何度も読み返しましたし、何度も写経をしました。

おかげで、文章力の向上、根本的な部分が磨かれたと感じています。

気になる方は、ぜひ『ポケット詩集』を購入し、写経を実践してみてください。

思っているよりも効果ありますから、おすすめです。

ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。

皆さんのさらなるライティング力に貢献できれば幸いです。

参考文献
田中和雄編(1998)『ポケット詩集』、童話屋
若松英輔(2019)『詩を書くって、どんなこと?―こころの声を言葉にするー』、平凡社

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