私のライティングに影響を与えた本たち

私のライティングに影響を与えた本たち

【ライティングのためのおススメの本 その1】

私は昔から本が好きでしたが、いろいろな本を読む中で初めて「こんな風に文章が書けたらいいな」と思った本がありました。
それは、故・河合隼雄先生の『こころの処方箋』(新潮文庫、当時はハードカバーの本)でした。

河合隼雄先生と言えば、心理学の世界では第一人者で、まるで雲の上にいるような方なのに、文章はとても読みやすく、かつ、温かみもありました。
「京都大学の教授が書いている本」とは全く思えないような、読みやすい本だったと記憶しています。
大学のときに、難しい本ばかり読んでいた私に、頭を殴られるような衝撃が走りました。

河合隼雄先生の本はこの他にもどれも読みやすく、温かみがあり、それなのに言いたいことはビシっと書かれているのです。
それ以来、私も文章はなるべく簡単に、小学生でも読めるような文章を書こう、と思うようになりました。

【ライティングのためのおススメの本 その2】

私が大学院生のとき、修士論文を書かなくてはいけませんでした。
修士論文を書かなければ、大学院を修了できないからです。
「本を書くなら河合隼雄先生のような本を書きたい」と考えていた私としては、論文はその真反対にあるような文章だと感じました。

ですが、「論理的に文章を書くためには」ということで、読み始めた本が実はあります。
とある心理学の学会でたまたま売っていた、『専門家のための「本を書こう!」入門』(山内俊介・著、逸見書房)を手に取り、買ったのです。

論文をただ「書き逃げ」するだけで終わらず、「本にまとめる」という発想も、のちの私に影響を与えてくれたものでした。
私の修士論文自体は、もう今読み返しても恥ずかしいくらいの文章ではあったのですが、この入門書には、文章のまとめ方がわかりやすく載っていました。

専門家として、いつか本を書いてみたい。
そう思わせてくれる入門書でした。

【自分の目指す文章は…】

河合隼雄先生が書かれたような、読みやすく、温かみのある文章。
一方で、その入門書のような、理路整然とした文章。
どちらも文章を書くためには必要なことで、それがなくては読み手には伝わりづらいものになってしまいます。
両方のいいとこ取りをするには、どうしたら良いのだろう…と考えました。

今は幸い、我が家に「イマドキの中学生」と「イマドキの小学生」がいます。
この子たちに、「これ読んでみてどういうこと言っているか、わかる?」と聞くことがよくあります。
すると、「わかる」と答えられるときもあれば、「意味わかんないし」と言われることもあり。
「意味わかんないし」と言われたら、それは書くのをやめます。

そうすると、自然と子どもにも伝わるような文章になっていきます。

【自分のライティングスタイルに合った本を探そう】

ライティングのためにおススメの本を2冊ご紹介しました。
ですが、「おススメの本」とは言っても、人が目指す文章は人それぞれです。
私の場合は、「子どもでも読みやすく、温かみのある、かつ、伝えることはハッキリと伝える文章を書きたい。」
そこを目指しているので、この2冊をご紹介することになりました。

目指す文章がちがえば、参考にする本もまた変わってくると思います。
その人のライティングスタイルによって、いろんな本を参考にして良いと私は考えています。

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