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あなたは量産型ライターになっていませんか?
量産型ライター
私はとある種類のライターを、心のなかでコッソリそう呼んでいます。
- 他ページを真似たような文章で、個性のかけらもない
- 一見すると文章にはなっているが、いざ読むと中身が薄い
- 当たり前のことを、長々しく書きつづっている
以上のような記事を目にしたことはありませんか?
Web上に量産されている、ぺらぺらした内容の記事ばかり書くライター。
それが量産型ライターです。
今回は、そのような量産型から卒業し、個性のあるライターになるコツを伝授します。
唯一無二のライターになるには?2つのポイント
量産型を脱して個性のある文章を書くには、どうしたら良いのでしょうか。
私が思うに、2つのポイントに注意するだけで、この問題は解決します。
1.自分の考えを明白にする
2.結論から構成を生み出す
この2点について、少しだけ詳しく解説します。
自分の考えを明白にする
まず、文章を書く上で最も大事なこと。
それは、テーマに対する自分の意見を持つことです。
・ 〜だと言われています
・ 〜のようです
・ 〜かもしれません
以上のような言い回しの多用は、自分の意思がない証拠です。
自分の考えに芯が通っている人の文章には、説得力があります。
そうすると、自然と文章にも個性が表れてきます。
まずは、意思をしっかり持つことから始めてみませんか?
テーマに対して客観的になるのではなく、自己意思を反映させましょう。
ただそれだけで、その人にしか書けない文章になります。
結論から構成を生み出す
文章を書く前に、テーマに対する自分の考えを明らかにするべき。
1つ前の段落では、そう解説しました。
その、自分の考えこそが、記事における結論となります。
記事を書く際には、その結論に向けて文章を書いていきましょう。
そのためにも、結論を導き出せる構成を組み立てねばなりません。
どういう流れで結論まで持っていくかを考えてみてください。
例をあげてみましょう。
この記事における結論であり、私が最も言いたいことは、
唯一無二のライターになるべきです。
その結論を導き出すための構成は、以下の通りです。
問題提起
↓
量産型を脱するための注意点まとめ
↓
量産型ライターのNGポイントまとめ
↓
結論
問題提起から結論までの間に、今回は2つの内容を盛り込みました。
結論ありきの構成なので、執筆中にテーマがブレることもありません。
記事を執筆する際には文字数の指定があるかと思います。
そのボリュームに応じて見出しの数を増減させると良いでしょう。
量産型ライターに見られる5つのNGポイント
今一度、自分が書いた記事を読み直す機会を持ってみてください。
量産型ライターにありがちな、以下5つの特徴に該当していませんか?
1.既存ページをリライトしている
2.語尾がすべて「ですます調」
3.ページレイアウトが雑
4.タイトルと結論の関連性がない
5.いかがでしたでしょうか?
既存ページをリライトしている
記事を書く際、似た内容の既存ページをリライトしていませんか?
文末表現を変え、類語を用い、内容は既存のページと瓜二つ。
そのような記事を書くライターが増えているのは、紛れもない事実です。
記事を書く際、既存のページを参考にするのは大いに結構です。
しかし、内容をリライトするのはやめましょう。
あくまでも参考程度にとどめ、内容や構成は自分で考えてください。
コツは、参考にしたページを閉じたうえで執筆を開始することです。
参照ページを開きながらだと、どうしても文章が似通ってしまいますからね。
語尾がすべて「ですます調」
語尾がすべてですます調になるのは、ライター初心者にありがちです。
まずは、以下の文章を読んでください。
私の出身地は鹿児島です。
鹿児島の特産品は、さつま揚げです。
さつま揚げは魚のすり身に調味料を加えて揚げています。
おかずですが、甘い味付けなのが特徴です。
さつま揚げは鹿児島県民にとって、ご飯のお供です。
上の文章においては、語尾がすべて「です」「ます」になっています。
この文章の語尾を少し変えてみましょう。
さつま揚げ、という食べ物を知っていますか?
私の出身地である鹿児島の、特産品の1つです。
魚のすり身に調味料を加えて、油で揚げて作ります。
甘い味付けですが、おやつではありません。
私たち鹿児島県民にとって、さつま揚げは最高のご飯のお供です。
2つ目の文章では、疑問符を使うなど語尾にバリエーションをもたせました。
内容は一緒ですが、作文っぽい印象は消えたかと思います。
このように、語尾いじりを意識して文章を書いてみましょう。
書籍における文章と、Web上に投稿する文章は違います。
Webライターに必要なのは、読み手に親近感をもたせること。
親しみやすい文章を書く手段として、語尾変化は秀逸です。
ページレイアウトが雑
Web上で文章を投稿する際、レイアウトに気を配っていますか?
素人ライターに多いのが、雑なレイアウトのまま投稿する行為です。
・ 改行位置
・ 段落
・ 一文の長さ
・ 太字・下線・斜体
・ 囲み枠
・ リンク設定
たとえ同じ文章でも、これらの機能次第でレイアウトは一変します。
レイアウトに精通するのも、Webライターの必須条件です。
文字装飾については、執筆の合間を縫って勉強しましょう。
ちなみに、私は記事の執筆後、必ずプレビュー表示をします。
そして、投稿までにプレビュー表示と修正を、最低でも10回以上は繰り返します。
レイアウトに納得したうえで、記事を投稿したいですからね!
タイトルと結論の関連性がない
タイトルに対する答えが結論に書かれていない。
ここ最近、そのような記事が非常に多いと感じるようになりました。
初めにざっくりとテーマを決め、つらつらと文章を書き…
紆余曲折して結論へたどり着いたら、タイトルとの間に生じたズレ。
それは、結論から構成を考えるという作業を怠った結果です。
文章を書き終えた後、今一度チェックしてみましょう。
あなたの記事は、タイトルに対する答えが結論に書かれていますか?
いかがでしたでしょうか?
記事の最後によく見られる言い回しの1つです。
いかがでしたでしょうか?
この言い回しを、あなたは乱用していませんか。
読者は、知りたい情報を得ようとして検索したはず。
数ある情報の中から、あなたの記事は選ばれたのです。
その読み手に対していかがでしたでしょうか?は、あまりにも失礼です。
「私はこう思うけれど、どうよ?」と、相手の判断にゆだねるフレーズです。
ライターとして執筆する以上は、自信を持って記事を書きたいものです。
ペラペラの情報を発信せず、自信を持って記事を世に送り出しましょう。
いかがでしたかライターは今日で卒業です。
意識して文章を書くだけなので、すぐに改善できますよ!
脱「量産型」で、プロの名に恥じないライターを目指そう!
あなたは、量産型ライターになっていませんか?
自分らしい文章、個性のある記事が書けていますか?
いつまでも「初心者ライター」と自分を卑下するのは、終わりにしましょう。
「このライターにしか書けない文章だ」
「文章から書き手の人物像が浮かんでくる」
「何が言いたいのか、しっかり伝わる」
読み手やクライアントにそう評価してもらえる、唯一無二のライターになりたいですね。
今回ご紹介した5つのNGポイントを改善して、ライティングに励んでみてください!
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