接続語の間違いはライターの恥?!よくある【4つのミス】

接続語の間違いはライターの恥?!よくある【4つのミス】

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接続語は意外と難しい?!

文と文をつなぐ役割を持つ文節を、接続語といいます。今回は、この接続語にスポットライトを当ててみましょう。接続語の種類や、それらの使い方について復習し、文章の執筆に活かしてください。

なぜこのテーマを選んだかというと、接続語は意外と難しいからです。何気なくやってしまう接続語の使い方が、実は間違っている。そういうケースが、とても多いです。とりわけ、Web上の記事には接続語の誤った使い方が数多く見受けられます。

あなたは「間違った使い方を100%していない」と、断言できますか?この機会に正しい使用法を学び、これから先の執筆に役立ててください。

 

接続語とは?基本事項をおさえておこう

ますは、接続語の基本事項について復習してみましょう。

接続語とは

まずは、接続詞と接続語の違いを説明します。似たワードですが、実は意味が少し違います。基本事項として、以下の等式を覚えておいてください。

接続詞+接続助詞=接続語

接続語とは、接続詞と接続助詞を合わせたものです。つまり、接続詞よりも接続語のほうが意味の範囲が広いのです。ちなみに、接続詞と接続助詞は使い方が少し異なります。それぞれについて見ていきましょう。

接続詞:単独で接続語になる

接続詞は、単独で接続語として使用することができます。

私は日本人だ。それゆえ、日本食が好きだ。
私は日本人だ。しかし、中華料理が好きだ。
私は日本人だ。つまり、日本で生まれ育った。
私は日本人だ。さらに、アメリカ国籍も持っている。

上の文章における太字の部分が、いわゆる接続詞です。

 

それでは、接続助詞とは何でしょう?

接続助詞:体言や用言の後ろにつけると接続語になる

接続助詞とは、体言や用言の後ろにつけることで接続語となる助詞のことをいいます。

私は日本人なので、日本食が好きだ。
私は日本人だが、中華料理が好きだ。
私は日本で生まれ育ったゆえに、日本人だといえる。
私は日本人であるうえに、アメリカ国籍も持っている。

上の文章における太字の部分が、いわゆる接続助詞です。

接続詞と接続助詞を合わせて、接続語といいます。接続詞は接続語の一部なのです。混同されがちなので、覚えておくとよいですね!

 

接続詞の種類

接続語は沢山ありますが、おおまかに6つの種類に分けることができます。

(1) 順接

前の文を当然として、結果が続きます。

例:ゆえに、そこで、よって、だから

(2) 逆接

前の文と対立する内容や、予定外の結果が続きます。

例:けれども、ところが、しかし

(3) 並立・添加

同列の内容を記載したり、補足的な内容が続きます。

例:そして、また、そのうえ、さらに、なお

(4) 対比・選択

前の文と比べたり、前後のどちらかを選択させる文章が続きます。

例:あるいは、むしろ、いっぽう、もしくは

(5) 説明・補足

理由の説明や、前の文を言い換える内容、補足の説明が続きます。

例:つまり、なぜなら、ただし、ちなみに、すなわち

(6) 転換

前の文に対して、話題を変える内容が続きます。

例:さて、それでは、ところで

以上が、接続詞の分類です。これらの基本を踏まえたうえで、接続語の間違った使い方について見ていきましょう。

 

再確認!よくある接続語のミス4例

1.文章中に接続詞が多すぎる

私の仕事はWebライターです。しかし、ときにはライティング以外の作業もあります。というのも、Webライターは文字を書くことだけが仕事ではないからです。とはいえ、本業はライターなので葛藤することもあります。それゆえ、仕事を休むことも多いです。すると、仕事が捗らなくなります。すなわち、Webライターは悩みが尽きないのです。

いかがでしょうか?文章が少しばかり読みにくいと感じませんか。どこか幼稚な印象も、読者に与えてしまいますね。接続詞の多用は避けるようにしましょう。何事もほどほどに…

 

2.呼応表現が正しく使えていない

理由・説明を表す接続詞「なぜなら」は、「〜から」で受けなければなりません。しかし、以下の文章のように間違った呼応表現がなされている場合があります。

ライターは幅広いジャンルの知識を身につける必要がある。なぜなら、特定の分野に偏った知識のみだと思考までも偏ってしまう

誤りを訂正した文章は、以下のとおりです。

ライターは幅広いジャンルの知識を身につける必要がある。なぜなら、特定の分野に偏った知識のみだと思考までも偏ってしまうからだ

「なぜなら」は「〜から」で受ける。このルールを、呼応表現といいます。正しく使い、美しい文章を書けるようにしましょう。

 

3.接続詞を漢字で表記している

ただし→但し
または→又は
さらに→更に
あるいは→或いは
なお→尚
すなわち→即ち

これらを始めとする接続詞において、ひらがな表記か漢字表記かで迷ったことはありませんか?接続詞を漢字で表記するのは、じつは誤りです。Web記事でたまに見かけますが、間違いなのでやめましょう。接続詞はひらがな表記が鉄則です。

 

4.接続語「なので」を文頭で用いる

私の夢は、プロのライターになることだ。なので、最低でも1日5時間はパソコンに向かい、文章を書いている。

上の文章のように、接続語「なので」を文頭に使用するのは誤りです。Web上の記事では、残念ながら度々見かけます。この場合、文章を2つに分けなければ「なので」を使用してもOKです。

私の夢はプロのライターになることなので、最低でも1日5時間はパソコンに向かって文章を書いている。

プロである以上、接続語を正しく使いたいものですね!

 

接続語を正しく使おう!3つの注意点

接続語を文中に使用する際の注意点を、3つだけあげておきます。これら3つのポイントをおさえて、文章を書くようにしましょう。

接続語を使うときに気をつけたい3つの注意点
  1. 接続詞を多用しすぎない
  2. 正しい呼応表現を覚える
  3. 校正時に文章の流れを再確認する

1.接続詞を多用しすぎない

文と文をつなぐのが接続詞です。ただし、接続詞を用いすぎると、読み手にとって非常に読みにくい文章になってしまいます。接続詞の多用はNGです。

接続詞の多用を防ぐには、段落ごとの音読確認がおすすめです。声に出して文章を読んでみると、接続詞を多用している際には自分自身でも「くどい」という印象を受けます。

その際は、接続詞を間引きしてみてください。接続詞を抜いても文章の流れがおかしくないようであれば、それで結構です。美しい文章を執筆できるよう、納品前に自分で校正する癖をつけましょう。

 

2.正しい呼応表現を覚える

接続詞「なぜなら」をはじめ、日本語には呼応表現を要する単語があります。

なぜなら → 〜からだ
おそらく → 〜だろう
どうやら → 〜らしい、〜ようだ
いかにも → 〜ようだ
決して → 〜ない
まったく → 〜ない
さも → 〜そうに、〜ように
どうしても → 〜たい
つい → 〜してしまった

以上のように、呼応表現が決まっている単語があります。接続語と併せて、覚えておくようにしましょう。

 

3.校正時に文章の流れを再確認する

ある程度まとまった段落を書き終えた際、もしくは文章を書き終えた際、あなたは校正をしていますか?黙読で1回、音読で1回、できれば計2回は校正してください。その際に、文章の流れを確認しましょう。

校正時に文章の流れを確認し、接続語がないと分かりにくいかな?と思った際には接続語を足してください。逆に、接続語を多用しすぎた場合は、思い切って接続語を抜いてみると良いかもしれません。

大事なのは、読み手に伝わりやすい文章を書くことです。特にWebライターは、読み手がどのような人物であるか予想して記事を書く必要があります。「この書き方で伝わるかな?」と考えながら、文章を書くようにしてくださいね!

 

接続語を侮ってはダメ!正しく使おう

基本的な知識である一方、意外と難しい。私自身、接続語はそのような存在だと思っています。それゆえ、侮ってはいけないと身にしみてなりません。

今回のように、ときには基本に立ち返って日本語を学んでみるのも大いにアリでしょう。基本事項であるからこそ、接続語を正しく使えるライターでありたいですね!

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