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長文ライティングに困っていませんか?
5,000文字を超える長文ライティングで、書く手が止まったことはありませんか?
執筆途中で内容に悩んだり、何度も同じ記述を繰り返してしまったり…
効率よく仕上げたい気持ちはあるのに、なかなか上手くいかないですよね。
そのような状況を打破するのが、構成作りです。
長文執筆に役立つこと間違いなし!
今回は、長文ライティングにおける構成作りのコツを伝授します。
長文ライティングでの構成作り4つのポイント
長文を書くにあたって、まずは構成を考えましょう。
構成作りにおいて、ポイントはたった4つです。
- 誰が何を知りたいのか考える
- 結論を先に述べることを意識する
- キーワードを3つ以上選定する
- 見出しに難解ワードは使用しない
誰が何を知りたいのか考える
構成を考えるにあたって、まずは誰が何を知りたくて記事を読むのか考えましょう。
これをペルソナ設定と言います。
ペルソナ設定をもとに、読み手が必要としている情報を構成として組み立てていきます。
ライター向けの記事を書くとしても、読み手は様々です。
・ライティング未経験者
・ライティング初心者
・ライティング中級者
・ライティング上級者
大まかに分けても、以上の4パターン考えられます。
未経験者に役立つ情報は何か、初心者が知りたい情報とは?中級者が検索するキーワードは何か、上級者が調べたいと思うのはどのような内容なのか…
ユーザー像の設定によって、書く内容も変化していくかと思います。
例えば、ライター初心者向けの記事を書くとします。
初心者が知りたいのは、どのような内容でしょうか?
・仕事の受け方
・文章の書き方
・業務の選び方
・報酬に関する詳細
・ライティング学習法
以上のようなテーマが考えられます。
これらの中から、大きなテーマを1つ選びましょう。
構成を作る際は、そのテーマに沿って、付随するキーワードを盛り込んでいけばOKです。
結論を先に述べることを意識する
記事の大きなテーマを1つ決めたら、次に考えるのは問題提起とそれに対する答えです。
例えば、先ほどあげた項目の中から「業務の選び方」というテーマで記事を書くとします。
問題提起はライター初心者の仕事の選び方は?となります。
結論は○○で仕事をするのが良いとなりますよね。
ここで重要なのは、結論の部分を出来るだけ早く読者へ提示しなければならないという点です。
長文は、書き手が大変であるのと同様、読み手にとっても読むのが大変です。
結論まで素早くたどり着くこと、これがとても重要です。
読者の意向を汲み取らず、結論を先延ばしにする。
そのようなライターは三流だと、私は断言します。
結論を先に書くことを踏まえて、構成を考えていきます。
ライター初心者向けに仕事の選び方の記事を書くとなると、以下の構成になります。
【テーマ:ライター初心者の仕事の選び方は?】
【大見出し1:初心者はどうやって仕事を受注すればいいの?】
【大見出し2:初心者におすすめ!ライティング案件の受注法】
<中見出し:受注先1>
<中見出し:受注先2>
<中見出し:受注先3>
【大見出し3:☆☆☆】
【大見出し4:★★★】
【大見出し5:○と●を使い分けて仕事を受注しよう】
大見出し3と4の内容は未定ですが、この段階で大まかな構成が出来上がってきました。
問題提起と結論を先に述べ、そこから付随する内容を次の見出しに盛り込みましょう。
そこで注意するのは、キーワードに関してです。
キーワードを3つ以上選定する
さて、さきほどの構成作りに戻りましょう。
大見出し1と大見出し2までは構成が完成しました。
残りは大見出し3と4のキーワード選定です。
大見出し2でのキーワードは「ライティング案件の受注法」でしたよね。
これ以外に、最低でもあと2つはキーワードを選定しましょう。
というのも、5,000文字を超える長文執筆において、1つのキーワードだけで書くには文字数が多すぎるのです。
1つのキーワードでダラダラと文章を書いていると、読み手も疲れてしまいます。
そこで、テーマと大きくかけ離れない、関連するキーワードを選定する必要があります。
この例の場合だと、「仕事受注におけるポイント」「仕事選びでのNG行為」「受注先別のメリット・デメリット」「仕事選びのおすすめツール」「仕事受注Q&A」「仕事受注の体験談」「受注先の報酬ランキング」などでしょうか。
この中から2つを選んで、構成にあてはめていきます。
【テーマ:ライター初心者の仕事の選び方は?】
【大見出し1:初心者はどうやって仕事を受注すればいいの?】
【大見出し2:初心者におすすめ!ライティング案件の受注法】
<中見出し:受注先1>
<中見出し:受注先2>
<中見出し:受注先3>
【大見出し3:受注先別のメリット&デメリット】
<中見出し:受注先1のメリット&デメリット>
<小見出し:メリット>
<小見出し:デメリット>
<中見出し:受注先2メリット&デメリット>
<小見出し:メリット>
<小見出し:デメリット>
<中見出し:受注先3メリット&デメリット>
<小見出し:メリット>
<小見出し:デメリット>
【大見出し4:どの案件がオススメ?ライター体験談】
<中見出し:受注先1の体験談>
<中見出し:受注先2の体験談>
<中見出し:受注先3の体験談>
【大見出し5:○と●を使い分けて仕事を受注しよう】
メインのキーワードである「ライティング案件の受注法」に加え、「メリット・デメリット」「体験談」というキーワードを見出しとして組み込みました。
これで、大まかな構成が出来上がりましたね!
中見出しや小見出しも大まかに決めたことによって、見通しが立ってきました。
5,000〜7,000文字は執筆できそうな構成になったかと思います。
このように、関連するキーワードを記事の総文字数に応じて選定しましょう。
結論を含め、キーワードをいくつ盛り込むか?
その目安は、以下のとおりです。
- 2,500文字:結論含めキーワード2つ
- 5,000文字:結論含めキーワード3つ
- 7,000文字:結論含めキーワード4つ
- 1万文字:結論含めキーワード5つ
5,000文字以上の長文執筆をする際は、少なくとも結論を含め3つ以上のキーワードを選定してください。
構成が作りやすくなりますよ!
見出しに難解ワードは使用しない
構成を考える際、同時に見出しも決めていくかと思います。
短文・長文どちらのライティングにおいても言えることですが、これだけは覚えておいてください。
見出しを考えるにあたって、見慣れない単語を使用するのはやめましょう。
見出しは大抵の場合、目次として記事の序盤に表示されます。
長文ページの場合、読者は先に目次を見て、読みたい項目をクリックします。
その際に、見出しに難解単語が使われていると、クリックまで至らずにページを閉じてしまいがちです。
見出しを一読するだけで結論が分かる。
これが理想です。
見出しだけで結論が分かると、文章を読んでもらえないのでは?と思いますよね。じつは反対です。
わかりやすい見出しの記事ほど、読者が文章を最後まで読む傾向にあります。
1つ、良くない構成見出しの例をあげてみましょう。
【テーマ:構成の作り方】
【大見出し1:問題提起】
【大見出し2:SDS法】
【大見出し3:PREP法】
【大見出し4:まとめ】
ペルソナ設定がライター初心者である場合、以上のようにライター初心者にとって馴染みのない「SDS法」「PREP法」のようなワードのみを見出しに書くのはNGです。
このような場合、せめて以下のような見出しにしましょう。
【テーマ:構成の作り方】
【大見出し1:問題提起】
【大見出し2:まとめ・概要・まとめのSDS法】
【大見出し3:結論・理由・事例・結論のPREP法】
【大見出し4:まとめ】
最低でも、この程度の補足説明は必要かと思います。
さらに言うと、この場合の模範解答は、以下のとおりです。
【テーマ:構成の作り方】
【大見出し1:問題提起】
【大見出し2:まとめを先に書いて読者を惹きつける】
(内容:SDS法の説明)
【大見出し3:結論を述べたあとに裏付けをプラス】
(内容:PREP法の説明)
【大見出し4:まとめ】
SDS法やPREP法を登場させるのは、見出しではなく文章の中身というのがポイントです。
目次は、読者に分かりやすく内容を伝えるものであるべきです。
見出しをパッと見ると文章内容を予測できる、というくらいで良いでしょう。
読者に「この見出しは中身まで読みたい!」と思わせるのがコツです。
構成を考える際の参考にしてみてください。
構成は長文ライティングの要!手を抜いちゃダメ
長文ライティングにおいては、構成作りが重要な役割を果たします。
文章を書き始める前に、しっかり枠組みを組み立てていきましょう。
長文ライティングが苦手だという方は、参考にしてくださいね!
構成作りに役立つ関連動画もありますので、是非こちらもご覧ください。
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