良いクライアントを見つけるには良きワーカーであれ

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商いの基本

「商いの基本」なんて書くと、古めかしい事のように感じられるかもしれません。

しかし、商売、すなわち取引の基本は古今東西を問わず不変だと思うのです。

京セラの創設者、日本航空の元会長である有数の実業家、稲盛和夫氏は商いの極意について次のように述べられています。

「尊敬まで達する、お客様との絶対的な関係を築くことこそ、商いの極意」

尊敬まで達する関係とは何でしょう。

それは、信頼関係だと思うのです。信頼とは尊敬の念から生まれます。

人と人の繋がりで最も大切なものは信頼関係です。

それは取引関係においても同じです。

上の写真をご覧ください。農家の無人販売所です。

置かれている野菜は、農家の方が手塩にかけて育てた商品です。

それらを買うお客は、必要な野菜を買うと、その代金を所定の箱などに入れます。

監視カメラが付いているわけでもないのに、商品を勝手に持ち去る人も、代金を誤魔化す人もほとんどいません。

それは売り手と買い手の間に信頼関係があるからです。

そうです!この信頼関係が商い、取引の基本なのです。

大切なのは信頼関係

私はCrowd Worksを初めて約1月になります。まだまだ超が付く初心者です。

そんな私でも、この1ヶ月の間に様々な経験をしました。

また1ヶ月の間に多くのクライアントさんとも知り合いました。

信頼関係を築けそうなクライアントさんが何人もおられました。

あるクライアントさんは、私が執筆した成果物に対して、要求もしないのに追加の報酬を支払ってくださいました。

私の努力を認めてくださったのだと思います。

ワーカーの気持ちを慮り、ワーカーの行動をや努力を推察し、それに見合う対価を追加分として支払う。

何と素晴らしクライアントさんなのでしょう。私は評価してくださったことが嬉しく、感激しました。

また、ここのオーナーさんは、サイトの会員登録手続きで混乱している私に対し、親身になってサポートしてくださいました。

こんな親切なオーナーさんは初めてです。

また、あるクライアントさんは、連続して仕事をさせてくださっていますが、いつも大変丁寧な対応をしてくださいます。

この方は常にコミュニケーションやレスポンスを大切にされており、私は安心して執筆に集中できています。

これらのクライアントさんに共通しているのは、ワーカーを大切にし、相互の信頼関係構築に熱心であるということです。

一方で、ワーカーである私と、一言も会話を交わさないクライアントさんもいらっしゃいます。

中にはこちらから催促するまで半月も検収を放置し、しびれを切らせて催促したら、いきなり非承認とされた方もいました。

他、応募したら、Crowd Works以外の仕事に誘導しようとされた掟破りのクライアントさんもおられました。

この方たちにとって、ワーカーは自分たちのビジネスの道具に過ぎないのでしょう。

信頼関係は二の次で、ビジネスの目的である利益さえ得られれば、それで十分なのでしょう。

人は感情に左右されます。それはビジネスの世界でも同じです。

信頼関係を築けた相手に対しては、信頼を裏切らない仕事を心がけようと努めます。

より良い成果物を提供しようと考えます。

だからこそ、取引において信頼関係は大切なのです。

信頼関係はどのように築くのか

信頼関係を築く上で必要なことは沢山あります。列挙すればキリがないかもしれません。

先ず何よりも大切なことは正直であること。嘘をつかないことです。

冒頭の写真で示した、農家の無人直売所が良い例です。

無人直売所で野菜や果物を買うお客は、そこの商品を信頼しています。一方、農家の方はお客を信頼しています。

その信頼関係が築けているのは、互いに嘘や誤魔化しがないからです。

次に信頼関係を築く上で大切なことは、コミュニケーションです。

コミュニケーションの基本は挨拶でしょう。

「初めまして」、「お世話になります」、「ありがとうございます」、「よろしくお願いいたします」….こうした基本的な挨拶やマナーが大切です。

挨拶すら無い人と、コミュニケーションを取るのは非常に難しいと思います。

忘れてはならない、最も大切なことがあります。

それは、相手側の立場に立つことです。自分と同じように相手を尊重することです。

D・カーネギー著の「人を動かす」という本があります。

ここに書かれていることの大半は、相手の立場に立つことでした。

相手の立場に立って、相手の気持ちで接すれば、人は自分の期待するように動いてくれるということです。

まとめ

在宅ワークの世界では相手の顔が見えないだけに、様々な問題が起きます。

逆に考えると、顔が見えないことで起きる問題を解決できれば、在宅ワークは素晴らしい世界になると言えます。

それは、相手の顔が見える世界に変える、すなわち相互の信頼関係を築くことなのではないでしょうか?

この相互信頼こそが、クライアントとワーカーのWin-Winの関係に繋がっていく近道なのではないでしょうか?

良いクライアントを見つけ、信頼関係を築くためには、先ず自らが良きワーカーになることです。

良きワーカーになれば、良いクライアントさんが見つけてくれるのではないでしょうか?

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コメント

  1. 深いお話ありがとうございます。
    私は他のクライアントさんの案件はあまり見ないので勉強になりました。

    ライターさんもクライアントさんも多くは良い方です。
    ただ、数パーセントの確率でも100件、200件とこなす内に不運な巡り合わせに遭遇してしまうこともありますよね。

    相手がガサツな悪意があるタイプならば、腹が立つだけ。
    逆に良い人だと思う方に、こちらのメールの文体で意図しない冷たい印象を与え傷つけてしまったのではないかと思うこともあり、この場合、責めるべき相手は自分自身なのでかなり凹みます。

    感情が伝わり過ぎる対面での人間関係も難しいですが、感情を伝えづらいネットでも難しいと感じる次第です。。

    また色々と教えて下さいませ。
    宜しくお願いいたします。

  2. adminさん
    お読み頂き、丁寧なコメントまでありがとうございます。
    ネットで、文字という限られた手段で気持ちを伝えるのは本当に難しいですよね?
    だからこそ、相手を思いながらコミュニケーションを取ることが求められるのだと思います。
    そのためにも、もはや死語になりましたが、ネチケット(ネットワーク・エチケット)を大切にしていきたいものです。

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