ライターに必要なのは体力⁉ ライティングが楽しすぎて病気になった私!

ライターに必要なのは体力⁉ ライティングが楽しすぎて病気になった私!

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それは突然に…

ある日の食後、ふと感じた胃の違和感。

それは次第にかつて経験したことのない苦痛に変わっていきました。

ほんの少量しか食べていないのに、胃の中に砂が詰まったような膨満感が何時間も続くのです。

そのうちに水分を摂ることすら困難に。

子どもの頃から胃腸は丈夫で胃薬とも無縁だった私です。

もしかして重病⁉ と消化器内科に駆け込みました。

小説家になりたかった

読書は好きでしたが、自分で書くことなど考えたこともなかった私が初めて小説を書いたのは、20代半ば。

ふと「バイクで一人旅した体験」を書いてみたくなり、短編に仕上げてみました。

溢れる言葉の海からそっと掬い上げるように白紙に文字を埋めていく作業がとても新鮮で、楽しくてたまらなかったのを覚えています。

その短編をある文学賞に応募したところ、まさかの入選!

すっかり舞い上がった私は「小説家になろう!」と決意。

しかし現実は厳しく応募を繰り返しても落選が続き、自信のあった作品も最終選考で落とされるという日々。

私は遅筆で1作仕上げるのに数カ月かかってしまうのです。

しかし作品にかけた時間や熱量が完成度の高さに結び付くわけではありません。(←当社比)

その頃から家業も忙しくなり、次第に「書くこと」から遠ざかっていきました。

Webライターになれたけれど

月日は流れ、そんな私が恐る恐る足を踏み入れたのが、奥深い森さながらの「Webライティング」の世界。

初めの頃はなかなかお仕事がいただけなかったのですが、幸運なことに経験の浅い私に継続で依頼してくださるクライアント様が現れました。

鷹揚な発注者様で納品まで十分な時間をくださり、毎回興味深く意欲的に取り組める内容のご依頼なので「ライティング」が楽しくてたまりません。

そして何より嬉しかったのは自分の作品を読んでくださる人がいる、と実感できること。

小説の賞で落選した時は「下読みの1人にしか読んでもらえなかったのか…」と作品が不憫に感じられたものでした。

そこで副業として「やっぱり文章を書くことが好き! 楽しい!」と家業の空いた時間にPCに向かう作業を続けていました。

そんな時に、冒頭の体の異変が起こったのです。

「機能性ディスペプシア」

さて、消化器内科でエコーや胃カメラやピロリ菌などの検査を受けても、異常が見つからなかった私。

しかし症状はどんどん悪化し、1カ月で3キロ以上痩せてしまいます。

そこで医師に下されたのは「機能性ディスペプシア」という診断でした。

この病名、私は初めて耳にしたのですが、昔は神経性胃炎などど呼ばれていたもので、検査では異常がないのに胃もたれや膨満感や鳩尾の痛みなどが慢性的に起こる疾患だそうです。

原因は、ストレスや過労、生活習慣や遺伝、胃・十二指腸の機能の異常など、とさまざま。

そこで思い当たったのは…

まさに「下手の横好き」でライティングが楽しすぎて食事も忘れ、昼食を抜いた分夕食を食べ過ぎたり、腹部を圧迫するような姿勢を長時間続けていたり、就寝前までPC画面を凝視していたり…

さぞ多数の案件をこなしていたのだろう、と思われたでしょうか?(笑)

ところが私がやっていたことといえば、300字程度のリード文を何度も何度も推敲、書き直すというマニア的な作業(汗)。

しかし作品にかけた時間や熱量が完成度の高さに結び付くわけではありません。(←2回目)

気分転換や休息や適度な運動がいかに大切か、身をもって実感しました。

機能性ディスペプシアの治療はお薬のほか、生活習慣や食生活を改め、ストレスと上手く付き合うことが有効だそうです。

今は規則正しい食事やウォーキングのほか、Netflixやamazonプライムで映画を楽しんでいます。

ジャンルは笑って泣ける「ハートフルコメディー」。

笑うことも泣くことも、ストレスを解消し免疫力をアップさせるといわれていますよね。

その後、お薬も奏功したのか症状はかなり改善し、食べたいものが食べられるように。

機能性ディスペプシアは再発することが多い疾患だそうです。

これからは自分の体の声に耳を傾けながら、ライティングを楽しんでいこうと考えています。

皆様もお体に気を付けて、無理はなさらないようにしてくださいね!

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