世の中はマーケティングでできている。
皆さんは、普段生きている中で「マーケティング」を意識されることはありますでしょうか。ほとんどの方が日常生活の中で考えることはないかと思います。かくいう私もそのような思考とは程遠い生活をしていましたが、外資のインターネット広告代理店への就職を機に世の中の見方が180°変化したので、その経験をもとに今日はお話しさせていただこうと思います。
そもそも「マーケティング」とはですが、お客さんに向け良い商品を作り、良い形で情報を流して販売していくというものです。ただ、自分が考える「マーケティング」はちょっと違った解釈で、商品の価値ではなく、どのように顧客に向けて商品を販売していくかの販売する手段であると考えております。現在の世の中は、このような「マーケティング」次第でモノを売れるのか売れないかを決めているといって過言ではないと思います。
例えば、よくネットで見かける、東京の〇〇なもの何選といったサイトですが、ほとんどが仕組まれた形で順位付けされたものとなっております。(※もちろん、しっかりサイト作成者の意見で書かれているサイトもあります。)パッと見、いろいろな商品やサービスをしっかり比べた形で順位付けされたように書かれておりますが、よくよく見てみると1位のサービスがそもそもそのサイト作成会社の自社サービスだったり、上位に表示されている商品がアフィリエイト のリンクページに誘導するようなものだったり、巧妙に書かれているため、ついつい勘違いしてしまう方も多いかと思います。他にも、最近だとInstagramやTwitterのSNSが盛んになっており、モノを販売する方も増えておりますが、購入者からするとどのくらいの人気度というのが購入に至るまでの指標になったり信頼度になったりするかとお思います。もちろん誰もが知る公式マークのつくような有名人の方でしたら問題なく選ぶかと思いますが、そこまで有名ではないが商品に興味を持った場合、20人程度のフォロワーの人と1万人以上いるフォロワーの人だったら間違いなく後者を選ばれるかとは思いますが、今の時代ですとフォロワーなんかは簡単にお金で買う事ができます。他にも目立たない形で広告の枠を使ったり、Yahoo!知恵袋にて自作自演にて誘導したりと様々な「マーケティング」の方法が世の中にはありふれています。
ここまで話しして、驚かれた方もいらっしゃるかも知れませんが、私自身今まで話ししてきた「マーケティング」の方法が悪だとは思っておりません。世の中の企業や組織はあくまで利益を出すことを目的としていますので、どのような方法を用いたとしてもたくさん売って利益を出すことは正しいと思っております。(※あくまで法律の範囲内です。)どちらかというと、情報不足で無知な顧客の方、消費者に問題があるのではないかと思っております。
では、どのように「マーケティング」の方法を見極めればよいのでしょうか。正直、この見極める方法はないかと思います。実際に購入された方が値段とその商品の価値を考え判断するしかないからだと思っているからです。ただ、世の中には粗悪品にも関わらず「マーケティング」によってたくさんの利益を出している会社もありますので、そのような商品を見極める為に普段の日常生活から「マーケティング」を意識してみることをおすすめします。あなたが購入したその商品は本当に良い商品でしょうか。
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