雇われライターを辞めた日

雇われライターを辞めた日

自分の最終的な目標は「ライターとして成功すること」です。
でも、自分の文章をお金で売るライター=雇われライターは辞めることにしました。

ではどこで書くのか。
自分のブログです。
自分のブログの記事を書いて、そのライターとして成功する、つまりブログで食えるようになるのが自分の最終的な目標です。
おかげさまで、どうやら最近、最低限必要な金額をブログアフィリエイトで得られるようになってきたので、昨年11月以降は新たなライティングの依頼は受けなくなりました。
継続中の高報酬の案件1本を残してすべて11月以降の依頼をキャンセルしました。

気持ち的には晴れやかですが、反面、不安やプレッシャーはかなりのものです^^;
自分の文章にとやかく言われないで済むという面では晴れやかですし、自由に書いた文章で収益が得られることも幸福感があります。
でも、雇われライター以上に不安定なブログアフィリエイトでこの先も安定的にやっていけるのか…という面では不安は大きいですし、プレッシャーも半端ではありません。

でも「ここは勝負のしどころ」と思い定めて受注を受けなくしました。
これまで試行錯誤しながらやってきたSEOが身を結び始めたのか、ブログのPVも徐々に伸びているし、検索上位の記事もずいぶん増えてきたので踏ん切りました。
良い記事を書けば人が集まるような時代ではないので、果たしてこのまま行けるものなのか、あるいはまた「雇われライター」生活に戻るのかわかりませんが…。

Contents

なぜ雇われライターを辞めたのか

原因はコロナ禍です。
コロナの影響で、雨後の筍のようにライターが増えました。

コロナ前までは、あまりに酷い(=安い)条件の案件は受けないことによって、ある程度の報酬額を維持できていた部分があったと思うのですが、コロナ以降はそれがなくなりました。
依頼する側も苦しい台所事情という面もあるのでしょうが、受ける側が内容の如何に関わらず受注してしまうので、どんどん報酬額が下がってしまいました。

その結果、以前なら月間で○○件受ければ生活できる…という計算が成り立ちましたが、今は、書いても書いても必要額に追いつかなくなり、「これじゃあ、いくら頑張って書いても食っていけない」状態となってしまいました。

だったら好きにブログを書いて食えないものかと考えた時、ちょうどその頃、ブログのアクセス数 の伸びが急角度に上昇し、それに連れてアフィリエイト報酬も増加しているタイミングだったこともあって、それまで「夢」だったことが急に現実味が増してきました。
その後、4~5か月様子を見ている中で、不安よりも期待値が上回るようになり「雇われ」を辞める決心をしました。

ワーキングプラになるな…を実践?

以前の記事で、「安売りするな」「ワーキングプアになるな」と書きました。

専業ライターでやってゆくには「1文字2~3円」は欲しいところです。
自分の場合には、継続のクライアントからは4~6円を貰って書いていましたが、今どきは「1文字1円未満」の仕事が主流で、中には実質30~40銭なんて仕事もザラです。
そんな中で新規案件を受注しても、継続案件が終了してしまったらまったく生活が成り立たない未来しか想像できませんでした。
まさに「ワーキングプア」そのものです。

書くことは好きですが、「生活できなくても書ければいい」という訳ではありません。
あくまで生活するためのメソッドなわけで、生活が成り立たないライターならライターを続ける意味はないと思い至った次第です。

雇われライターをやったことは財産

思い起こしてみれば、ライターを始めたころは、文章も拙く、誤字脱字が多く…今見返すと赤面するような文章にお金を出して頂いていました。

それが、クライアントさんの指摘や要求で少しずつ改善され、なにより、ブラインドで打てるようになったのが大きく、常に画面を見ながら打てるのでミスをその場で見つけられることで、誤字(変換ミス含む)や脱字が減りました。
クライアントから受ける指摘には、正直「うるさいなあ」などと思ったこともあったのですが、今は言って貰ってよかったと思っています。確実にライティングのスキルは上がったのではないかと思います。

最初からブログだけを書いていたら、こうはならなかったと思うので、数年間の雇われライター生活は自分の財産だな…と思います。

おわりに

今後は、ブログをメディア化してゆこうと考えています。

今はなんとか食える程度の収益を得られていますが、このまま個人ブログのまま運営して言っても先細りの将来も充分にあり得そうです。
これまでは自分が書いた記事だけを掲載してきましたが、外注も含めて自分以外の視点や感性を取り入れてゆきたいと考えています。

これまで受注側で利用していたLancersやCrowdworksは、今後は、発注者として利用することになるかもしれません。
その節はまたよろしくお願いいたします。

それでは今日はこの辺で。

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コメント

  1. ありがとうございます。
    確かにそうですよね。。
    またWebの世界は変化が激しく、ChatGPTなどのAIのまさかの見た目完成度の高い文章など驚くばかり。。
    リスクヘッジをしながら、様々なチャンスを拾っていきたいですね。

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