私の作業環境

私の作業環境

身体に優しいライティング環境を

2020年10月にクラウドワークスに登録した新米ライターの富士と申します。
ライターとしては新米なのですが、数年前に保険会社をリタイアし、新型コロナウイルスのワクチン優先接種の対象になっているシルバー世代の一員です。おそらく、ここで集われているライターの方々の中では、一番長く人類として生存しているのではないかと思います。

ところで、ライターさんなら、仕事で長時間パソコンやタブレットを使って肩凝りや首凝り、背中の痛みなどに悩む人も少なくないと思いますが、筆者もその1人です。
リタイア後は、暫く仕事らしきものから離れていたのですが、昨年10月にクラウドに登録してタブレットの操作を始めてから、現役時代と同様に首凝り、肩凝り、腕の痺れが襲って来るようになりました。しつこい奴らめ。。。

原因は偏った姿勢を長時間続けているから。。などとわかりきったうんちくを垂れても仕方がありません。力士の糖尿病、投手の肘痛などと同様の職業病ですよね。
毎日運動なんかできる筈はありませんし、対症療法以外に対策は無いでしょうね。でも作業環境を少し工夫するだけで、少しはマシになるかもしれません。私と同じ悩みを抱えながら、今日もライティングに勤しむライターさんに、ここだけの耳寄りな情報をお教えしましょう。

自宅で長時間のタブレット操作作業で、可能な限り身体への負担を減らすようにはどうしたら良いか?

試行錯誤を繰り返し、たどり着いたのが写真のような作業環境です。

1.タブレットアームの採用

ライティング作業は主にタブレット端末で行っていますが、写真の通り、マジックハンドのようなタブレットアームで挟み込んで宙に浮かせています。目線に合わせた高さで作業しています。

これによってタブレットを目線の高さに置く事ができるので、リビングルームでソファに座りながらタッチパネルの操作を行なうようにしています。
タブレット専用でPCで作業している方には使えないのですが、PCをメインで、サブにタブレットを使用されている方もおられると思います。そういう方にはお勧めできます。

2.タブレットアームのメリット

タブレットアームを利用するメリットは、ソファに座った自分に一番楽な姿勢でタッチパネルを操作できる事。これに尽きます。
タブレットを机に置いたまま下を向いて作業を続けていると、いわゆるスマホ首になりやすく、首凝りや肩凝り、頭痛の原因になります。悪い姿勢を長時間続けると、どこかしら身体に負担をかけてしまうのです。わかりきった事です。

これを使用するようになってから、無理な姿勢で作業を続ける事が減り、首と肩への負担が軽くなりました。その結果、余分なストレスが減って長時間の作業が苦にならなくなりました。とにかく楽な姿勢で作業ができるのが有難いですね。

アームは楽天の通販で5000円程度で購入したものですが、手放せないツールになりました。

3.ブルーライトのカット

パソコンやスマホでも画面の明るさを調節して、なるべく輝度を落として作業した方が目に負担を減らせます。端末の機種にもよりますがブルーライトがカットできる機能があれば、利用した方が良いですね。

画面が明るすぎたり、ブルーライトがカットされていないと長時間の作業は、目に負担がかかって、首凝りや肩凝りだけでなく、頭痛の原因にもなるのです。就寝前にブルーライトが長時間目に入ると不眠の原因にもなるそうです。

ブルーライトをカットすると最初は暗い黄色がかった画面に違和感を感じるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。明るさを落とした場合も同じです。

4.ライティングの身体への負担

事務職のサラリーマンを長く経験された人ならわかると思いますが、ビジネスというのは文書を書く事の積み重ねです。
稟議書、報告書、企画書、始末書etc

おかげでライターを始めた時もライティングには抵抗なく、現役時代の流れのまますんなり入り込めました。1文字0.2円の電子書籍の原稿を1万字書き上げたのがスタートでした。依頼頂いたクライアントさんは、実績ゼロを1にして頂いた有難い存在でした。

文書を作成するツールは、紙とボールペンからワープロ、パソコン、タブレット・スマホへと進化してきました。ボールペンはマウスに変わり、さらにをタッチパネルへと進化してきましたが、長時間使い続けると姿勢が悪くなり、肩や背中への負担が大きくなるのは多くのライターさんが経験されているでしょう。

私の場合も現役時代から、長時間のパソコン操作で肩凝りが酷く、遂には指先が痺れて接骨院に通う日々が続いたりしました。

仕事をリタイアして文書を作成して給料を貰う日常から解放されたのですが、文章を書く事自体は嫌いではなかったので、フリーのライターは性に合っているのかなと思い始めています。せめて10年前に気付いていれば…。

毎日が日曜日の今は、ライティングの合間にほぼ毎日スポーツジムに通って、ストレッチやランニングマシン、水泳で身体の劣化速度を落とす事を日課にしています。

運動が大事だと、今更言う必要もないでしょうが、作業の合間に適度にストレッチをしてリラックスするのも効果的です。
日々のライティング作業を少しでも楽に、苦痛は少しでも減らせるように工夫をしています。
先輩ライターさんに、ライティングのアドバイスやコーチはできませんが、せめて首や肩の凝りを小さくできるようなアドバイスになれば幸いです。

最後に「シルバー世代の新米ライターから、前途ある若いライターさんへ」

私の世代はインターネットとパソコンの黎明期を知っています。
ネットが普及する前は、必要とする情報にアクセスする事自体が難作業でした。例えば、東京に居ながら北海道や沖縄の新聞を読む事は、業界人でもなければ不可能に近かったのです。

今はスマホ1つで誰でも簡単にアクセスできます。誰でも、何処からでも、何時でも、世界中の新聞の見出しや社説にアクセスできます。ネットの凄い所は、情報にアクセスできる機会を平等に与えてくれるという点です。これは本当に凄い事で、これが為に国の体制がひっくり返ったり、革命が起きたりするきっかけになる事なんですね。
でも、ネットが普及するにつれてフェイクの海の中から真相を探り出すのが難しくなってますよね。 

重要なのは、アクセスして得た情報の正確性と重要性を吟味するリテラシーです。

そのリテラシーを得るには活字メディアに触れる事が最重要だと思うのです。

とにかく新聞と本を読む事ですね。(紙でなく、電子版で構いません)若い頃からの読書の積み重ねでしか、そういうリテラシーや教養は身につかないと私は思います。60年以上生存してやっとわかったのか?と言われてしまうかもしれませんが。

年寄りの繰り言か説教だと思われても読んで頂ければ幸いです。

WEBライターがいつまで続くのか、続けられるのかはわかりません。頭脳が劣化してしまえばそれまでですが、タブレットアームという心強い味方のおかげで、肩凝りや首凝りで挫折する事はなさそうです。

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コメント

  1. はじめまして。
    記事を読ませていただきました(・∀・)

    「インターネットとパソコンの黎明期を知っている」
    この表現にグッときました。そうですよね…。
    私の世代は “調べることはインターネット経由で” が当たり前でしたので。
    簡単に調べられる環境に胡座をかかず、確かな情報を発信できるよう精進したいものです。

    富士山さま世代のライターは少ないので、それだけでも強みになりますね!
    人生の経験値が違う分、書ける内容も幅広いでしょうし、文章にも深みが出てくるかと。
    私たち世代も、見習って頑張ります!

  2. 水原様
    コメントありがとうござます。
    食べてきたご飯の量だけは若いライターさんに負けない自信がありますよ(笑)

    ネットは電気や水道と同じような社会インフラですが、あくまで
    コンテンツを伝えるツールですし、脆弱な部分もあります。
    それを支えているのは、オールドメディアが発する活字情報です。
    それらを上手く活かして若いライターさんが新しいコンテンツを生み出して行くのを期待しています。
    今後ともよろしく

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