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【私の人生とライティングの出会い】
初めてライティングを体験したのは、
私が病気になった2012年のことです。
その時は、41日間入院しました。
その間に、私は無職になってしまいました。
どうにか入院費を払いたくて、
病院にパソコンを持ち込んで、ライティングを始めたのです。
初めてのライティングは、「健康問題について」というお題。
時々病気が悪くなって寝込んでしまうこともありましたが、
少しでも元気な時は必死になって文章を書いていました。
毎日が休みみたいなものなので、
時間はたっぷりあり。
朝起きてから、消灯の時間まで、書いている時もありました。
おかげさまで数万円くらいになり、
入院代の足しにはなったような気がします。
【副業ライターとして再開】
退院してから数年は、
多忙な日々が続きます。
改めて就職活動をし、派遣社員をつなぎで数ヶ月、
そして本業である心理の世界に戻っていきました。
そこから数年は本業のみの日々でしたが…。
今度は主人が休職し、
最終的には退職してしまいました。
私ももっと働かなくてはならなくなり、
副業としてライター再開することになったのです。
ライターのお仕事で、私もネタ探しに必死だった時もありました。
ただ、幸いなことに、私には専門分野としての心理学があったため、
資格を書き連ねると少しは仕事をいただくことができ、
大きな案件は無理にしても、ほんの少しなら家計の足しに
できるようになってきたように思います。
もともと書くことは昔から大好きだったことが幸いし、
専門分野については楽しく書かせていただきました。
良いクライエントさんにも恵まれて、
少しずつ経験を積むこともできました。
しかし、やっていくうちに
専門分野から外れた内容はあまり書けない
ということも少しずつわかってきたのです。
【苦労したこと~やっぱり書けない話もある~】
ある日、案件を受けられるかどうかのテスト案件で、
「日本酒」の話を書くことになりました。
マニュアルもしっかりあり、
内容や写真の挿入のしかたまで細かく指示されています。
私は日本酒をほとんど飲んだことがなかったのですが、
これを越えないとお仕事を得ることもできません。
真夜中まで起きて、必死になって日本酒について調べました。
それでも、飲んだこともない日本酒の細かい味の違いまで、
実感もできていないものを書くことが私には非常に難しいと感じたのです。
悩んでいるうちに納期が来てしまい、
中途半端なままその記事を納品することになってしまいました。
「大幅な修正をお願いします。」
そう書かれて、出した記事は戻ってきてしまいました。
もうこれ以上考えても、この記事は書ける気がしません。
経験もなく、実感もないものは、私には書けないと気づいたのです。
仕方なく、私はこの案件をギブアップすることにしました。
何となく敗北感を味わったことを覚えています。
【手を広げずに伝えられることを】
書けない案件を書こうとして苦しむよりも、
自信を持って書ける案件で勝負しよう。
この一件以来、私はそう思うようになりました。
自分には、心理・福祉分野という武器があります。
そのほかにも、2児の母という経験も積んでいます。
仕事もしているので、仕事のことだったらきっと書けます。
今では管理職もしているので、管理職目線の話もできると思います。
自分の目線で、
自分の感じられるものを、
自分の言葉で伝えていけたら良いのではないか。
そう思い始めたら、気持ちがすーっと軽くなりました。
それ以来、忙しい時はなかなか書けませんが、
副業ライターとして、ゆっくり歩むことにしました。
細々と続けて1年近くになります。
作品としてはそんなに多く書けていない方だと思います。
ですが、ストレスもなく、
むしろ楽しく、
ライターというお仕事をさせていただくことができています。
【自宅療養、そして自分と向き合う】
新型肺炎の流行しているこのご時世、
私も原因不明の微熱が2週間続きました。
本業は在宅勤務にはなりませんでしたが、
熱があるのでは休まざるを得なくなったのです。
その2週間は、自宅のベッドで過ごしました。
買い物も行けず、家事もできずで、
ひたすらパソコンに向かって文章を書いている日々。
その間に受注件数はゆるやかに増え、
ライターとしてのお仕事をいただくことができました。
おかげさまで、微熱の中でも
自分と向き合う時間ができ、有意義な時間を過ごさせていただきました。
副業ではありますが、
好きな文章を書いて、
お金までいただけるというのは、
ありがたいことだなと思います。
元気になってからはまた本業が忙しくなり、
副業であるライターのお仕事は断続的になってしまいましたが、
書ける時にまた書けたら良いなと考えています。
【体験から伝えたいこと】
以上が私の体験です。
にわか副業ライターなので、
本気のライターさん達はもっと必死だろうと想像します。
生活もかかっているはずです。
もしかすると私の体験は参考にならないかもしれません。
ですが、ライターというお仕事は
人に文章を通して何かを伝えることができる、
素敵なお仕事だと私は思います。
そう考えたら、
ライターの仕事をしていて、楽しいと思いませんか。
すべてのライターさんが生き生きと輝いていてほしいです。
これからもお互いに、素敵な文章を探求していけたらと思います。
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