師匠に助けられて見つけたWebライターへの道
元々はプロ声優になるために通い始めたワークショップ。
そこで出会ったのが、私の大恩人である師匠でした。
もう5年以上ずっと通っているにも関わらず、とにかく仕事が出来ない。
やるべきことは淡々とやっているけれど、どうしても上に行けない状態がずっと続いていました。
事務所に入ろうとしては、書類選考で落とされ。
オーディションに行っては、落ち続ける日々。
デビューできるように、考えられるありとあらゆる手段を使いました。
あまりにもしつこく連絡するものだから、相手の人に嫌われたことも多々あります。
そういうことをやりつくしてきたけれど、やっぱりどうしてもプロの声優になれなかったんです。
同期がどんどん仕事をし、メジャーになっていく中で、自分だけどうして…という気持ちに何回もなりました。
そんな時、師匠から「書くことをやってみたらどうか」と提案されたのです。
私は書くということは、高校生ぐらいのことから好きで、某アニメの二次小説を書いたり詩を書いたりしていました。
作詞家になりたい!と有名な作詞家の先生の通信講座も受けたことがあります。
今から思うと、好きな作詞のツギハギでしかなく、もちろん評価もされませんでした。当然と言えば当然ですね。
だから、自分の書いたものに対してお金をもらえるなんてことは、夢にも思っていませんでした。
そんな風に「書く」ということに対して意識していなかった中での、師匠の言葉。
「え!?書くですか?」と思わず聞き返してしまいました。
青天の霹靂とは、まさにこのことを言うのか!と思ったほどです。
でも、声優として超くすぶっている私にとって「これで何かが変わるなら」という、藁にもすがる思いでライター業を始めたんです。趣味に毛が生えたようなことしかやってこなかった自分が、プロとして仕事出来るのかなと、最初は正直言って不安でした。
そして、どうせやるならと考えた末に「Webライターになろう!」と決めて、クラウドワークスで活動し始めた途端、10日で受注が決まりました。
声優になりたくてなりたくて、でも5年以上も仕事が出来なくて、どうしたらいいんだろうと悩み苦しみ続けた人間とは思えません(笑)
自分が知らないことは書けないと思っていたので、まずは大好きなグルメとアニメ関係を攻めたのも良かったと思います。単価が低いところも多かったですが、初心者歓迎だったり複数名の募集があるので、勉強しながら書かせてもらいました。
それからは有難いことにレギュラーも増え、納期に追われるという幸せな毎日を送らせていただいています。
忙しい時間にも幸せを感じられるということは、私にとってライターは天職なのかも!?と思い始めている今日この頃。もちろん声優としての夢も諦めてはいないので、ライターであり声優でもあるというダブルフェイスを持つ人になれたらと思っています。
師匠のあの言葉がなければ、今のライターとしての私は確実にいないので、全ては必然なんだなとつくづく感じました。今は転機が訪れて動き始めたところなので、もっともっとライター業も伸ばしていけたらと思います。
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